『下田deワーケーション!』は次のステップへ!『ワーケーションミーティング』開催!!
昨年12月に、下田の事業者、ワーケーション関係者、そして、ワーケーションを各地で行う実践者が集まる『ワーケーションミーティング』を、下田市役所で開催しました。
今回は、そのイベントの様子をお伝えします。
どんな地域にもう一度行きたくなる?
第1部のパネルディスカッションには5人のワーケーション施設の関係者、実践者の方々がパネリストとして登壇。
ワーケーションを取り巻く環境や、地域としてワーケーションユーザーをどう迎え入れるべきか?などなどが討論されました。
ワーケーション施設『LivingAnywhere Commons』立ち上げ時の事業部責任者だった小池克典さん(現在は退職)は、新型コロナウイルスの影響で一気に広まったワーケーションの進化とその定着について説明。
「コロナの落ち着きにともなって市場こそ縮小したものの、ワーケーションをとりいれるライフスタイルは定着した。ワーケーション受け入れに成功する地域のキーワードは、グローバル、消費者から生産者、多様性。」と話します。
各地の地域活性化事業に関わってこられた『ランサーズ』CEvOの根岸やすゆきさんは、ワーケーションによる地域活性化の成功例として、能古島(福岡県)の取り組みを紹介。
能古島では、ワーケーションを取り入れて閑散期の宿泊者数を5倍に増加したそうです。
「地域の活動に参加することでワーケーションユーザーと地域との理解を深めることが大切だ」と説明しました。
海外でのワーケーションを実践され、数々のデジタルノマドイベントにも参加されている塚田エレナさんは、デジタルノマドの世界的な広がりを紹介。
海外のデジタルノマドの日本人気について説明してくれました。
「ワーケーションは働き方のひとつで、デジタルノマドはリモートワークをしながら各地を行き来するライフスタイルをもった人たちのこと。デジタルノマドは滞在日数も長くなり、より地域とのつながりが強い傾向があります」とのこと。
下田には、インバウンドの観光の方も多く訪れており、デジタルノマド受け入れにも大きな可能性を感じます。
各地でワーケーションを実践するシモカタセイジさんと畑山朱華さんは、ワーケーションの魅力や再訪する地域の特徴、地域活動への参加の重要性について語り合いました。
ワークショップで大盛り上がり!
続いて、「下田の魅力を生かした新たなビジネスプランを考える」ワークショップが行われました。
デジタルノマドを取り込むアイデアなど、パネルディスカッションに引き続き、活発な意見交換の場となりました。
そして、第3部は以前、「オススメのワーケーション施設」として紹介した『可惜世(あたらよ)』に移動し、懇親会へと。
ということで大盛況の『ワーケーションミーティング』となりました!
ワーケーションで地域が盛り上がるには…?
ワーケーションは、現代社会の新しい働き方の一つであり、その可能性はまだまだ未知数。
ワーケーション実践者が、地域に入り込みその魅力を知ると、内外に発信してくれるという効果もあります。
このイベントを通じて、受け入れには、地域との連携が不可欠だとのことがあらためて実感しました。
行政としても、こうした取り組みを通じて、地域のワーケーションの盛り上がりをサポートしていきたいと思います。