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『下田deワーケーション!』は次のステップへ!『ワーケーションミーティング』開催!!

昨年12月に、下田の事業者、ワーケーション関係者、そして、ワーケーションを各地で行う実践者が集まる『ワーケーションミーティング』を、下田市役所で開催しました。
今回は、そのイベントの様子をお伝えします。

市内の事業者や各地でワーケーション事業にかかわる方、実践される方々、30名ほどが集結!

下田市は、その言葉がまだ一般に聞かれるようになる前、2019年からワーケーションに注力しはじめ、結果、ワーケ―ションを通じて多くの人々が訪れる地域となりました。
そもそも、この地では、ワークとバケーションを両立させるライフスタイルが一般的で、地元の人々は、豊かな自然の中で暮らし、「ワーケーション」的なライフスタイルを楽しんでいたのです。
そうした土壌があったからこそ、リモートワークやオンライン会議の普及により、都市部で仕事をする方がワーケーションの地として下田を選んでいただくようになったと感じます。

下田には、仕事がある日でもサーフィンをする方が多くいらっしゃいますが、
そんな時間の過ごし方こそがワーケーションともいえます。

その下田でのワーケーションを次のステップへと進めるべく『ワーケーションミーティング』を下田市役所で開催しました。
このミーティングでは、市内事業者や、全国各地でワーケーションを実践している有識者たちが一堂に会し、ワーケーションのこれからについて熱心に議論。
『下田deワーケーション』の可能性を感じるイベントとなりました。

どんな地域にもう一度行きたくなる?

第1部のパネルディスカッションには5人のワーケーション施設の関係者、実践者の方々がパネリストとして登壇。
ワーケーションを取り巻く環境や、地域としてワーケーションユーザーをどう迎え入れるべきか?などなどが討論されました。

進行を務めるのはnoteでも紹介している『with a tree』の梅田直樹さん。

ワーケーション施設『LivingAnywhere Commons』立ち上げ時の事業部責任者だった小池克典さん(現在は退職)は、新型コロナウイルスの影響で一気に広まったワーケーションの進化とその定着について説明。
「コロナの落ち着きにともなって市場こそ縮小したものの、ワーケーションをとりいれるライフスタイルは定着した。ワーケーション受け入れに成功する地域のキーワードは、グローバル、消費者から生産者、多様性。」と話します。

各地でワーケーション施設を立ち上げてきた小池さん

各地の地域活性化事業に関わってこられた『ランサーズ』CEvOの根岸やすゆきさんは、ワーケーションによる地域活性化の成功例として、能古島(福岡県)の取り組みを紹介。
能古島では、ワーケーションを取り入れて閑散期の宿泊者数を5倍に増加したそうです。
「地域の活動に参加することでワーケーションユーザーと地域との理解を深めることが大切だ」と説明しました。

現在は市内の施設『with a tree』を拠点に、全国を飛び回っている根岸さん。

海外でのワーケーションを実践され、数々のデジタルノマドイベントにも参加されている塚田エレナさんは、デジタルノマドの世界的な広がりを紹介。
海外のデジタルノマドの日本人気について説明してくれました。
「ワーケーションは働き方のひとつで、デジタルノマドはリモートワークをしながら各地を行き来するライフスタイルをもった人たちのこと。デジタルノマドは滞在日数も長くなり、より地域とのつながりが強い傾向があります」とのこと。
下田には、インバウンドの観光の方も多く訪れており、デジタルノマド受け入れにも大きな可能性を感じます。

塚田さんには以前、ワーケションをするようになった経緯や、そんな立場からの下田の魅力など詳しくお話しいただきました。記事はこちら。是非、ご覧ください。

各地でワーケーションを実践するシモカタセイジさんと畑山朱華さんは、ワーケーションの魅力や再訪する地域の特徴、地域活動への参加の重要性について語り合いました。

は、再び訪れたくなる地域とは?を説明するシモカタさん(右から二番目)と畑山朱華さん(右)
「コーディネーター」が地域の人と来た人をつなぐ。
そして、来た人に「役割」をつくることで、再訪する理由ができる。
各地でワーケーションしていても、もう一度行きたい場所にはそんな「役割」があるそうです。

ワークショップで大盛り上がり!

続いて、「下田の魅力を生かした新たなビジネスプランを考える」ワークショップが行われました。
デジタルノマドを取り込むアイデアなど、パネルディスカッションに引き続き、活発な意見交換の場となりました。

パネリストも含めてテーブルに分かれてディスカッション。
『スナックツアー』なんて意見も飛び出し、会場は大盛り上がり。スナックツアー楽しそう!
様々なツアープランが発表されました。
着物の方は、noteでも紹介した伊豆の踊子の宿『甲州屋』の山口さん。

そして、第3部は以前、「オススメのワーケーション施設」として紹介した『可惜世(あたらよ)』に移動し、懇親会へと。

『下田deワーケーション!』に乾杯🍻
市内のイベントではお馴染みの
老舗寿司店『美松』の4代目 植松隆二さんによる『出張寿司 美松』が色を添えます。

ということで大盛況の『ワーケーションミーティング』となりました!

皆さんのノリの良さが最高です!

ワーケーションで地域が盛り上がるには…?

ワーケーションは、現代社会の新しい働き方の一つであり、その可能性はまだまだ未知数。
ワーケーション実践者が、地域に入り込みその魅力を知ると、内外に発信してくれるという効果もあります。
このイベントを通じて、受け入れには、地域との連携が不可欠だとのことがあらためて実感しました。
行政としても、こうした取り組みを通じて、地域のワーケーションの盛り上がりをサポートしていきたいと思います。

『下田deワーケーション』…是非!