「旅の締めくくりの思い出に美しいリボンをかける。それが下田の玄関口-FRONT-である僕らの役目」
下田時計台フロント代表 長池茂さん
みやげもの屋が考える「リボンの役割」とは?
——たしか、下田に伊豆急が開通したのと同じ年の創業でしたよね。1961(昭和36)年。長池さんはまだ生まれていなかったわけですが、その当時のこと、わかる範囲で教えてもらえますか?
下田にとって鉄道の開通は明治以来からの悲願だったらしいのですが、いよいよ実現するとなったとき、駅前にみやげもの屋のひとつくらい必要だろうと、僕の母方の祖父を含めた3人で創業したそうです。
もともとの店名は漢字で「